たまにイメージサービス使うと使い方忘れてる説
※本記事は[3枚目]Nutanix Advent Calendar 2019の7日目として書きました。
NutanixのハイパーバイザーAHVで使うイメージサービスですが、しばらく使っていないと使い方とか忘れてしまっていたのでメモを残しておきます。
移行にはNutanix Moveがあるからさ。。。(汗)
パスの入力方法がわからない
イメージサービスにアップロードする方法の1つとして、ファイル格納先のパスをhttpもしくはnfsで指定します。
既存環境からの移行するケースでAHV環境自身のストレージコンテナ内にあるファイルを指定したい時はローカルループバックアドレスを使います。
例)既存ESXiからの移行でvmdkファイルを選択する
nfs://127.0.0.1/(ストレージコンテナ名)/(仮想マシン名)/(仮想マシン名)-flat.vmdk.
▼ドキュメントにも記載があります。
- ※2021/10/11 追記
127.0.0.1(ループバックアドレス)は、仕様変更により使えなくなったため、CVMもしくはクラスターVIPを指定します。
パーミッションによりアクセスできない
こちらも既存ESXiからの移行で遭遇するのですが、ESXiの仕様により.vmdkファイルに対してrootユーザーだけが読み取れる状態の場合、ESXiホスト側でパーミッションの変更を行います。
例)既存ESXiにて、移行したい-flat.vmdkファイルのパーミッションを変更する
〜#chmod 644 /vmfs/volumes/(データストア)/(仮想マシン名)/(仮想マシン名)-flat.vmdk
▼ドキュメントにも記載があります。
悩ましいことに以前にはあったMigration Guideは最新のバージョンではNutanix Moveのドキュメントを見よ。とだけしか書いていないので泣く泣くAOS 5.6の時のドキュメントで。
またはWinSCPから変えるという手もあります。
イメージサービスにあるvDiskファイル(rawファイル)の格納先がわからない
これはイメージサービス登録後、しばらく経った後に思うのですが、イメージサービスで管理されたvDiskファイルは、登録時に指定したストレージコンテナに格納されています。
このvDiskファイルを基に仮想マシンを作成した場合、元のvDiskファイルはスナップショットにより複製され、仮想マシン固有のvDiskファイルに割り当てられます。
何が言いたいかと言うと、イメージサービスにあるvDiskを使う場合、ストレージコンテナを指定する手段がありません。
ストレージコンテナ間の移動手段も公式には提供されていないため、せめて現在の格納場所さえわかればという時には、acliコマンドを使って確認することが可能です。
例)イメージサービスに登録したvDiskファイルの情報を取得する
CVMのどれかにsshログインした後、以下のコマンドを実行
CVM~$> acli image.get (イメージサービス登録名)
image_source{}のnfs://127.0.0.1/以降でストレージコンテナ名が確認できます。
まとめ
今回はみなさんへの情報共有というよりも私の備忘録的な意味合いが強かったのですが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
冒頭で申し上げたのはあながち離れていなくて、最近は本当にNutanix Moveでの移行が増え、イメージサービスへよっこらせと持ってくる機会も少なくなったと思います。
とは言え、外部と通信できない環境やAHV上でOSからインストールする際には必ずイメージサービスが必要になりますので、久々の利用で少し困った時の一助となれれば幸いです。
以上