Prism Central 3ノード構成でPrism Centralをアップグレードしたらどうなるのかやってみた
3ノード構成にしたPrsim CentralをLCMを操作してアップグレードを行いました。
1ノード構成だった時は、Prism Centralのバージョンを上げている最中はサービスが止まり、Webブラウザからもログインできなくなるため、成功するのか失敗してしまうのか、Webブラウザで繋がるまでにハラハラしながら結果を待っていました。
3ノード構成となったPrism Centralのアップグレードでは、サービスの可用性が提供されているため、アップグレード中もPrism Centralを使用し続けることが可能になっている。はず!
ということで、Prism Centralのアップグレードをサービスを停めることなく成功するのか確認しました。
Prism Centralの3ノード構成によるセットアップについては、実施した際のキャプチャを記事にまとめていますので、こちらをご参照ください。
Prism Centralのアップグレード
Prism Centralのアップグレードは、AOSと同様にLCM(Life Cycle Management)から行います。
AOSのアップグレードはPrism ElementのLCMとなりますが、Prism CentralのアップグレードはPrism CentralのLCMといった具合に、使用するシステムが異なりますが、今回はPrism CentralのLCMを使います。
Prism Centralにログインし、管理メニュー配下にある LCM をクリックします。
PC にチェックし、View Update Plan をクリックします。
Apply 1Updates をクリックし、アップグレードを開始します。
アップグレード処理が進んでいます。
ここまでは、どのPrism Centralノードもいつもどおり接続できます。
このあたりでPCの1台にログインできなくなりました。ローリングアップデートが始まったようです。
Prism Central 3ノードの内、アップグレードを行っている最中のノードにはアクセスできなくなりますが、他の2ノードが機能していますので、Prism CentralのVirtual IPに再度アクセスすることでPrism Centralによる管理の継続が可能となります。
まだアップグレードが完全に終わったわけではありませんが、アップグレードを終えたPrism Centralノードにログインすると、既に新しいバージョンで起動していることがわかります。
最終的にすべてのノードにおいてアップグレードが完了しました。
まとめ
昨今のPrism CentralではNutanixの運用に必要不可欠なサービスを提供するコアコンポーネントになりつつあり、3ノード構成によるサービス冗長化の検討は重要なファクターとなります。
今回の確認では、3ノードで構成したPrism Centralならばアップグレードを無停止で行うことが可能とわかりましたので、今後のシステム設計の参考になれば幸いです。
ただ、ノード数が増えたこともあり、アップデートにかかる時間も増えています。(今回かかった時間は、約60分でした。)よって、メンテナンスにかかる時間を少し多めに見込んだ方が良さそうです。
以上です。