Nutanix Global .NEXT Digital Experience 2021 Day2 Opening Keynote 備忘録
昨日、CEOが登壇したDay1では、経営層へのメッセージアウト的な内容が主でしたが、Day2では昨年と同様に製品アップデートが中心となります。
今回もリアルタイムで視聴できましたので、取得したキャプチャと共にメモを書き残していきます。
※私の解釈が誤っている可能性も十分ありますので、内容は参考程度としてください。
- はじめに
- AOS 6
- AHV
- Flow
- Disater Recovery
- Zero Trust SecurityもOne-Platformで
- Business-Critical Appsへのアプローチ
- Objects
- Files and Objectsのクラウドティアリング
- Files Replication and Data Protection
- Nutanix Data Lens
- Era
- Clusters on AWS
- Clusters on Azure
- Container Platform by Nutanix
- Hybrid Multicloud Jorney
- Cloud Management ... for the Multicloud World
- Wrap Up
AOS 6
Short Term Supportバージョンであることから、短い期間でもAOSアップグレードが必要となるため、現時点では検証環境での利用に留まることになると思います。
AHV
Multi-Tenant Private Clouds
Automatic DR Failover
Nutanixクラスター間でデータの同期を行うMetro Availability環境にて、クラスター希望の障害が起きた際にリモートサイト側で仮想マシンを起動するだけでなく、サイトが変わることで手作業が必要だったIPアドレス変更なども自動化してくれます。
こちらは、Metro AvailabilityおよびLeap機能が必要になります。
Greater VM Density
これによりAHVホストに搭載した物理メモリ以上に仮想メモリを割り当てることが可能になります。
Red Hat Certification
https://access.redhat.com/certified-hypervisors
AHVバージョンコンパチ
https://catalog.redhat.com/hardware/servers/search?p=1&c_catalog_vendor=Nutanix
Flow
Disater Recovery
Zero Trust SecurityもOne-Platformで
Mitigate Vulnerablity Exploits
予防策の前提として、既知の脆弱性を悪用した攻撃を防ぐためにシステムを常に安全に保つ必要があります。NutanixではSecurity Centralというポータルを用いてインフラセキュリティの集中管理を行い、問題のあるシステムへのパッチ適用を促します。
Prevent Lateral Movement
同一ネットワーク内のインスタンスへの侵入および攻撃(ラテラルムーブメント)をFlowを使ったポリシー制御によって想定しないインスタンス間のパケットを遮断します。
Protect "Crown Jewels"
ファイルサーバー機能を提供するFilesにはユーザーの大事なデータを守るためにランサムウェアの検出とブロックを行うためのシグネチャを提供します。
Business-Critical Appsへのアプローチ
I/O Performance
現在開発中のData Shardingアーキテクチャにより、スケールアップDBへに対して従来の2倍のパフォーマンスを提供するそうです。
Next Gen Media
次世代のストレージデバイスであるOptaneを使い、OptaneとNVMeによる階層化を行うこともできるようです。
Next Gen Platform
次世代CPUである、Intel Ice LakeやAMD Milanに対応したアプライアンスモデルが拡充されていきます。
Objects
Nutanix HCIのリソースを使い、外部に対してS3互換のオブジェクトストレージを提供するObjectsですが、S3 Selectに対応することでオブジェクトからデータの取り出しが容易にできたり、Hadoop S3Aに対応することで高速化が見込めるようです。
Optimized Copyとあるのは、Hadoop自体がHCIと同じ分散アーキテクチャとなるため、HCI基盤上にHadoopを構築すると容量が実データの倍々で必要になるところがうまいこと削減されるってことでしょうかね?
-->追記。AOS 6.0.1で対応したReplication Factor 1(RF1:データの単一化)をHadoopアプライアンスが格納されているストレージコンテナに適応することにより、アプリケーション側で既にデータの多重化ができているシステムをNutanix HCI側で更に倍にするといったことが無くなるようです。
Files and Objectsのクラウドティアリング
ファイルサーバーとオブジェクトストレージに格納されてアクセス頻度の低いデータをAmazon S3やAzure Blobといったパブリッククラウドに退避しておくことで永遠に増え続けるデータに対していつでも比較的安価なリソースが提供可能です。
コールドデータとホットデータは管理者によるポリシー設定で管理できる模様です。
Files Replication and Data Protection
Smart DR
Self Service Restore(for Smart DR)
Smart DR保護下において、ファイルサーバーを利用しているユーザー自身がNutanix管理者の手を借りること無く、リモートサイト側からファイルを取り戻します。
Nutanix Data Lens
Era
HCIに続いて、お話はDatabaseへと移ります。
Simplified DB Migration
スケールアップDBに対してパフォーマンス向上が見込めるという点では先ほどのData Shardingと関連があるかもしれません。これによりクラウド間の移行も高速化が見込めるということでしょうか。
One-click Storate Scaling for Databases
ワンクリックかつゼロダウンタイムによるストレージ容量の拡張を行います。これによりユーザーはDBエリアの拡張も無停止で行えます。
Enhanced Security and Enterprise Resilience
RBACによるセキュリティ機能の提供と、サイト障害時にもクラウド側で再起動させる高可用性機能が実装されるそうです。
Clusters on AWS
最後は、クラウドパートとなります。
Elastic DR
DR専用環境としてClusters on AWSを用意する場合、これまでは既存のリソースと同等をAWS側に用意しておく必要がありましたが、Elastic DRの提供により、正常時は最小構成となる3ノードだけ用意しておき、いざオンプレで障害が起きた際にAWSのベアメタルホストをスケールアウトさせることで正常時に発生するコストを抑えることができます。
また、オンプレ復旧後にフェールバックした際にはAWSのベアメタルホストを3ノードにシュリンクすることも可能だそうです。
Container Platform by Nutanix
Hybrid Multicloud Jorney
Cloud Management ... for the Multicloud World
ワークロードの展開やその後のライフサイクルを管理するCalmによって、オンプレだけでなくパブリッククラウドに展開された仮想マシンをAI-Opsによる分析や、ガバナンスおよびコスト管理といった機能をSaaSベースのSecurty Centralで管理します。